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なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣

2012/07/14 18:57

本書はのオリジナルは『The personal efficiency program』 - How to get organized to do more work in less time - というタイトルで2000年に出版された。著者のケリー・グリーソン氏は能率向上プログラムの考案者として知られている。前半は新入社員向けとも思われる、時には手取り足取り的な記述もあるが、読み進めるうちに、実は本書は新入社員から上級管理者に至るまでの幅広いビジネスマン全般に「仕事の能率の向上」について説く本であることに気づく。本書を貫いてのメッセージは、「すぐやる」と、「仕事の効率向上のための環境を整える」ことだ。

間違った完璧主義より、「すぐやる」習慣を身につける

仕事に取りかかろうというとき、こんな自問をしてはいけない。「この業務に関して、わたしにできる最高の仕事とはなんだろうか?」代わりにこう自問すること。「相手がわれわれに期待している品質とは、どの程度のものだろうか?」完璧主義の傾向があると、業務を先のばししがちになる。しかし相手は、まず第一に、対応のよさを望んでいることが多いのだ。
ケリー・グリーソン『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』PHP新書、60ページ)

先日、とあるウェブサイト上で、NTTドコモの新社長に就任された加藤氏へのインタビュー記事が掲載されていた。インタビューの中で加藤新社長のこのような言葉があった。

「『七分で良しとせよ』という言葉が好きだ。あまりにも完璧を求めるあまり、時間の概念がなくなる、ということを自ら戒めている。たとえばサービスであれば、ユーザーに育ててもらう、という側面があってもいい。失敗すれば、できるだけ早くやり直せばいい」。

大いに同意するし、支持したい。これが現代のビジネス、マーケティングの進め方だ。競争が激しい昨今のビジネス環境においては、これまでのように細かな仕様を延々会議で議論し、膨大な量の仕様書を作り、ようやくシステムができた頃にはすでに時代が変わってしまっている、といったアプローチでは間に合わない。
これと同様のメッセージは、フェイスブックのザッカーバーグ氏が、IPOの申請文書に添付された手紙の一文にも見られる。

We have the words “Done is better than perfect” painted on our walls to remind ourselves to always keep shipping.
(我々は社内の壁に「完璧を目指すよりまず終わらせろ(Done is better than perfect)」と書いて仕事に取り組んでいます。)

本当にやらなければならないこと

仕事における生産的な一日というのは、一日じゅうデスクにかじりついて、未処理トレーに届くものを片づけることだと考えている人たちがいる。そういう人々は、もっぱらそんなことばかりに時間を費やしている。あなたのトレーに毎日現れるものの大半は、ほかの人間がすませたことの確認である。おそらくその50パーセントが、資料として保管すべきもので、会社を儲けさせてくれるものではない。
だからこそ、そこにかける時間は最短にして、本当の仕事にとりかかることをおすすめしたい。
ケリー・グリーソン『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』PHP新書、118ページ)

同様のメッセージは、先日読んだ 挑まなければ、得られない Nothing ventured, nothing gained. (インプレス選書) の中にも見られる。

ミーティングをしているだけで仕事をしていると勘違いしている人がたまに、いや、よくいるが、ミーティングで決まったことを実行するのが仕事である。ミーティングなどは人から時間を奪う必要悪だ。
(及川卓也『挑まなければ、得られない Nothing ventured, nothing gained』インプレス選書、48ページ)

一歩前に出ることから始まる
大事なことは、まずは「一歩前に出てみる」ことだ。何事も、一歩前に出ること、あるいはなにか新しいことを試みるには勇気がいる。が、この世の中というものは、まずはアクションを行動を起こすかどうかで、そこから先の展開が大きく変わってくるというものだ。著者は「おわりに」の中で、「ひとつだけ、新しい習慣を」と題して、次のようなメッセージで締めくくっている。ここでも、「すぐやる」ことのメッセージが貫かれている。

すべては、新しい習慣をひとつ身につけるところから始まる。行動を起こす、という習慣だ。アイデアが頭をよぎったら、新しい仕事の手法を試すため、『すぐやる』こと。アイデアがひらめいたときに、思い切っていつもと違う道筋で仕事をやってみよう。
悪い習慣というのは、すぐ散らかしてしまうということばかりではない。いつまでも、その習慣を改めようとしない態度も含まれるのだ。このサイクルを断ち切って、先のばしをせずに、すぐに取りかかること。あっという間に、先延ばしの習慣を克服できるのがわかるだろう。
ケリー・グリーソン『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』PHP新書、279ページ)




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