スポンサーサイト

--/--/-- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

媚びない人生

2012/08/12 01:21

本書は著者のゼミ卒業生へのキムゼミ最終講義「贈る言葉」が原点になっているという。そこには将来に対する不安を抱く学生諸氏に対し、人生を支えるための考え方や行動指針が示されている。著者のゼミ卒業生へのメッセージが本書の原点ではあるが、不確定要素や不安要素の多いこの世の中を生き抜いていこうとするすべての人々に対するメッセージと受けとめて良い。著者はゼミ生に対し、そしてこの厳しい世を生き抜こうとするすべての人々に対し、自分に誇りを持ち、自分を信じ、自分らしく、媚びない人生を生きていってほしい、と願う。

そんなメッセージの多くから、共感を呼び、そして勇気づけられるメッセージ、強く生きるためのメッセージ、あるいは自分の生き方ともベクトルが合うメッセージの幾つかを紹介させていただきたい。

孤独とは、自分と向き合う時間
一人でいる時間が楽しければ、それでまったくかまわない。どうして日本では孤独がこれほどネガティブに捉えられるのか不思議な事だが、孤独をもっと大事にすべきだ。とりわけ若い世代には、自分に真剣に向き合える唯一の時間なのである。孤独な時間、自分と向き合う時間こそ、絶対に確保するべき時間なのだ。
自分の経験でもそうだが、自分に対する自信がないときの孤独は、確かに怖いものでもある。だが、それを恐れて群れの中にいれば、自分はどんどん弱くなっていく事を自覚する必要がある。
ジョン・キム媚びない人生』ダイヤモンド社、75ページ)

事前許可なしで動ける人間であれ
クリエイティブというのは、事前許可なしに生まれていくものだからだ。新しいもの。クリエイティブなものは、事前許可のある環境からは生まれ得ないのである。それをアメリカはよくわかっている。だから、クリエイティブなものが次々と生まれていくのである。
ジョン・キム媚びない人生』ダイヤモンド社、130ページ)

群から離れる
例えば、大学時代の友人たち。会社の同期や同僚たち。”群れ”の中にいると、どんどん居心地がよくなっていく。しかし、これは私の経験上もそうだったが、群れの中にいればいるほど、自分の内面は弱くなっていくのだ。自立心は削がれ、妥協の気持ちが大きくなり、甘えるようになる。自分がどんどん失われていく。
居心地のいい群れの中を自覚したなら、そこから距離を置く意識を持つことだ。あえて孤独になり、一人ぼっちになることである。そうすることによって、このままでは大変なことになるという危機感や緊張感が生まれてくる。
ジョン・キム媚びない人生』ダイヤモンド社、137ページ)

クリエイティビティは違和感から生まれる
世の中を驚かせるイノベーションも、最初は小さな違和感から生まれたはずなのだ。驚くようなアイディアに、「そんなことできるはずがない」「そんな馬鹿なはずがない」と周りから思われただろう。しかし、それは実際に実現したのである。当初の違和感が大きければ大きいほど、それが社会の中で価値認定されたときの革新性は高いものだ。
ジョン・キム媚びない人生』ダイヤモンド社、178ページ)

かつて、SONYがウォークマンを発表する際に、当時、社内では「録音機能のないテープレコーダーなど売れるはずがない」と社内から猛反発を食らったという話を読んだことがある。当時の常識としては、録音機能のないテープレコーダーは違和感として受け止められたのだ。だが、その後のウォークマンのヒットぶりは歴史が証明している。「音楽をパーソナルに持ち運ぶ」という、新しい文化と市場をみごとに作り上げた、クリエイティブの代表的な例であろう。

当事者意識を持つ
当事者意識は、組織やトップも変えていく。ポジティブオーラはすぐに伝染するからだ。新人であっても、そういうオーラを持っていれば、存在感はまるで変わってくる。
日本は政治に大きな悩みを抱えている。だが、私は国民にも大きな責任があると思う。果たして政治に対して、どれほどの人が、しっかりとした当事者意識を持っているか。責任をもっているか。当事者意識が圧倒的に不足しているからこそ、リーダーも変わらないのではないか。
ジョン・キム媚びない人生』ダイヤモンド社、193ページ)

旅に出よ。居場所を変えよ
新しい場所、人、そしていろいろな価値観に触れる。そうした経験は、今ある自分の境界を越えることを意味する。実は境界を越えるときにこそ、人間はひとつ強くなる。それまでにはなかった、新しい自分を手に入れることになるのだ。
ジョン・キム『媚びない人生』ダイヤモンド社、215ページ)

旅に出る多くの人々が、また旅に出たいと思いに駆られるのは、最初に受けたインパクトと経験をいつの日かまた体感したい - ひと回り大きくなる自分と再び出会いたい、と思うことにほかならない。そうする中で、人は旅を通しての多くの出会いの中から自己を確立し、仕事観、人生観を確立していく。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    Recent Articles


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。