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会社で不幸になる人、ならない人

2012/10/30 21:32

本書内で頻出のキーワードの一つに「非連続性の社会」という言葉がある。非連続性の社会とは、本書内の言葉によればおおよそ下記の通りだ。
・社会状況もビジネスのスタイルも、めまぐるしく変わる社会
・仕事と生活に垣根のない働き方が認められる社会
・先がどうなるかわからない社会
・いろいろなことが永続性を持つ社会ではなく、何が起こるかわからない社会

本書には、そんな「非連続性の社会」をより良く生き抜いていくための、勘違いしてはならない36の「勘違いリスト」が記載されている。
そのリストの中、「勘違い5:ひとつの会社で人生をまっとうする」、「勘違い19:ひとつの会社に勤め続けることが幸せ」を読んで、ふとその昔に友人と交わした会話のことを思い出した。

1980年代中頃、仕事の研修でドイツの片田舎に数ヶ月間滞在したことがあった。その当時、ドイツ滞在中に、同じ研修でドイツに来ていたスウェーデン人の若者G君と仲良くなった。おそらく私と同じ年頃の若者だったと思う。そんなG君がある週末に、一緒に飲みに行こう、と言い出したので、二人で最寄りの街の駅前のパブまで出かけて一緒に飲んだ。飲んでいる最中に、話題が転職に関する話になり、G君が「会社を変わることは、車を換えることと同じことさ」とサラリと言った。当時のG君のこの言葉は、その後も強いインパクトと共に自分の記憶の中に残っている。当時は私も社会人になって間もない頃で、「転職」という言葉すらも意識したこともない頃だった。G君のことが、とても大人に思えた。

あの時から25年以上が経過し、当時G君が発した言葉を「非連続性の時代」の今日になってよくよくいまいちど考えてみると、とても含蓄に富んでいる言葉に思える。その当時、G君がそこまで考えて言ったかどうかは定かではない(おそらくそうではなかっただろう)が、「会社=クルマ」、「景気=道路」に例えて考えると、次のように受け止めることもできる。 世の中が安定しており、順調に右上がりの時代には、大型サルーン車のような大きな組織の会社でも、居心地はよく、特に何ら問題はなかったかもしれない。しかし、社会状況もビジネスのスタイルもめまぐるしく変わる、まるでラフロードのような非連続性の社会を走り抜くためには、フットワークの良いクルマのような会社でないと、世の中のめまぐるしい変化についていくことができないかもしれないし、クルマに何らかの問題が生じた時には、すぐに次のクルマに乗り換えられるように用意しておかなくてはならない。
・・・ふとそんなことを考えた。

そんなG君は、北欧スウェーデンの恵まれた労働環境の中で、きっと今日も効率よく仕事をこなしていることだろう。

ビジネスパーソンとして非連続性の社会を生き抜くための、多くの示唆に富んだおすすめの一冊。



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