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今日もていねいに。

2012/11/06 20:29

久しぶりに松浦弥太郎さんの本に帰って来た。最後に松浦さんの本を手にしたのは「最低で最高の本屋」の時だった。

本書の内容を手短に表現するとすれば、巻末の[解説]の山本浩未さんの言葉をお借りすれば、「毎日の生活に即した具体的な行動のヒントが、さり気なく、でも、きっぱりとした口調で」メッセージが満載された一冊だ。さらに言葉を追加させていただくとすれば、本書のタイトルそのものにもある、毎日を「ていねいに」、そして凛として生きるための日常の智恵や工夫で満たされた一冊だ。
「ていねいに」生きるということは、自分に対して、そして自分が接する外の世界に対しても作用する。

本ブログのエントリーでは、私が共感した章のうち、そのごく一部についてリストしてみた。

軽やかな手紙
本章では、野口英世のお母さんの手紙が紹介されている。ほとんど字が書けなかった野口シカさんが、人に習って筆をとった手紙だそうだ。そこには息子に対し、留学先のアメリカから早く帰ってきてほしいという一心でしたためられた、熱く、そしてジンと心に迫る内容の手紙が紹介されている。

私事だが、最近、ある友人のお祝いごとがあり、わずかではあるがお祝いの品を贈ることにした。そのお祝いを決して儀礼的なもので終わらせたくなく、自分なりに気持のこもったものにしたかった。そのお祝いの品にさらに気持ちを添えるにはどうしたらよいかと考えた末、手書きの手紙を添えてお祝いの品と一緒に贈ることにした。電子メールではなく、手紙で。プリンタからの印刷ではなく、手書きで送りたかった。

昨今、電子メールを使えばメッセージは瞬時に届き効率的であるし、ワープロソフトを使ってプリンタ印刷すれば、体裁よく仕上がることは間違いない。字が下手な自分にとっては、正直、手書きの手紙を書くほど苦痛なことはない。しかし、そこに自分の思いを伝えるとするならば、自分でペンを取り、自分の文字でメッセージを送りたかった。たどたどしい文章でも構わないと思った。ただ純粋に、その時の自分の気持ちを素直に相手に伝えたかった。気持ちが、行動が、自然にそのように動いた。

自分の使い道
ビジネスパーソンとして、あるいはその前に一人の人間として、自分は会社や家族というコミュニティに対し、どのように役立ち、何をしてあげられるだろうか。松浦さんはこのことを台所で使われる道具に例えて記されているが、私はしばしば、これまでこれをサッカーのポジションに例えて考えていた。フォワードか、ミッドフィルダーか、ディフェンダーか、はたまたゴールキーパーか・・・。得点をゲットするフォワード役はそれなりの適任者に任せるとして、自分はフォワードを支えるミッドフィルダーでいられるかどうか・・・。何かの問題に際した時には、自分はディフェンダーやゴールキーパーとして、守るべきものを守り抜くことができるか・・・。

つぶさに観察し、自分のことをできる限り正しく理解しましょうましょう。
そのためには、家族、会社、地域、社会、すべての人間とのかかわりのなかで、自分という道具はどう役に立ち、何に貢献できるかを考えてみるといいのです。
フライパンが華やかで格好よさそうに思えても、自分という道具が土鍋であれば、フライパンの役目をしようとしてはなりません。
人から「包丁をやれ」と命じられても、自分という道具が菜箸であれば、包丁になろうとしてはいけません。
松浦弥太郎今日もていねいに。』PHP文庫、183ページ)


PS.
本書(PHP文庫版)の表紙と裏表紙には、それぞれ3枚ずつの写真がデザインとして掲載されている。松浦さんの本の表紙には写真が掲載され、その写真には何らかの思いが込められていることがある。「場所はいつも旅先だった」の表紙がそうであったように。
これらの写真のことがとても気になったので、分かる範囲で調べてみた。表紙のレシートのようなものは、おそらくハワイのMid-Pacific Storeというお店(骨董屋さん?)で何らかの買い物をされた時のものか。裏表紙にある名刺のようなものは、ロンドンのB&B(Bed & Breakfast)の案内か ? おそらく松浦さんがこれまでに旅をされた中で、思い出深かった場所であろうと想像する。 これら6枚の写真の物語についても、うかがってみたい。きっと素敵なストーリーや出会いがあったに違いない。



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